aurora ark
2019年10月16日,人生で初めてBUMP OF CHICKENをライブハウスで見た.
1曲目,彼らの音が響き,藤原基央の声が届いた瞬間,泣いていた.自分でも止められない嗚咽.感情の決壊.
いままでライブで泣いたことがないわけじゃない.
でも1曲目に演奏された曲は,好きだけど思い入れのある曲ではなかったし,戸惑ってしまった.たぶん,札幌というこの土地で,ライブハウスの距離感で,彼らの音楽が届いたことが大きかったんだろう.
札幌に引っ越してからの6年間,ツアーで各地に遠征したけどやっぱり札幌でのライブは気持ちが違う.それはたぶんわたしだけじゃなくて,北海道のみんなが待ちわびていた.北海道はなかなかツアーに組み込まれないこともあって,会場全体の熱気がすごかったから.
(北海道のライブは熱いけど激しくなく,やわらかい情熱って感じ.個人的には)
音楽ではない話をする.
彼らのMCは相変わらずのゆるさで笑った.…ここで印象的だった言葉とか書こうとも思ったが,めっちゃ長くなりそうだから割愛します.大体いつものライブやポンツカのノリと同じでたのしそうでした.40歳とは思えない.
あ,でも藤原基央がぎゅうぎゅうのお客さんを一歩下がらせる合図するか聞くとき,「みんなせーので下がるのやりたい派?やりたくない派??俺はみんなに合わせる派!!」的なことを言ってて,かわいすぎかと.40歳とは思えない.
あとなんかわたしの場所から増川さんがとてもよく見えたんですが,ギターのフレットを押さえる左手の指の動きが見えて,感動しましたね…いつものスクリーン映像が肉眼でも見える距離…
個人的に,10月16日という日付は誕生日の前日で.23歳最後の夜が特別になるだろうなぐらいには思っていたんだけど,そんなことよりもいろんな感情があふれて,すっかり気にしていなかった.
でもさあ!アンコールにくだらない唄やるなんてさあ!!
明日僕らは大人になるから
ここで思い出を つくろう
はい.ここで涙腺が崩壊しますよね.油断してた.
上手に言語化できなくて,これが限界です.間違いなく人生に刻み込まれたライブでした.
札幌に来てくれて,音楽を届けてくれてありがとう,BUMP OF CHICKEN.